マッチングサイトの収益化法・マネタイズ手法2
マッチング方法から見えてくる報酬額の違い、適したマッチング方法決定する(マッチング方法)
マッチングの方法には、大きく2つのマッチング方法があります。一つは商品やサービスを紹介したり、受注提供者である企業を紹介したりする紹介型。もう一つは成約案件を受注提供者へ仲介する成約型の2つです。どちらを採用するのか決める必要があります
紹介型は依頼発注者から依頼・申し込みが入った後、運営者であるあなたは間に入って交渉する必要はありません。マッチング専科システムであれば、マッチングは既に完結しているからです。成約型は選んでもらった商品の中から、いずれかに決めてもらうという交渉業務が1つ追加されるとイメージしてください
紹介型は依頼や請求や問い合わせさせることが目的で、成約型は契約を締結することを目的としています。つまり、何を持って報酬に変えるかを選ばなければなりません。また、成約型には人の手を介して成約する方法と、マッチング専科システムで、成約まで完結する2つの方法があります
人の手を介して成約するマッチングビジネスで代表的なものは、保険の窓口がそれに当てはまります。さまざまな保険商品を紹介し、その人に合った商品を勧めて成約に至ります。成約しなければ報酬は得られません。要望の数だけオプションがあるので、各者のサービス内容を熟知していなければ、ミスマッチが起こります。慎重にお客様の要望を聞くために、対面でなくとも電話やメールで時間を確保しなければなりません
保険の窓口のように、商品がたしにわたり複雑な場合や、お客様によって料金が変動するような商品サービでは、人を介さない限り成約には至らないでしょう。同じく高単価な人材紹介、会社売却(M&A)、不動産なども、最終的に人の手を介してクロージングする方が成約しやすいと言えます。これらを踏まえて、人の手を介して成約するのが得策なのか、あなたの熟知度も加味しながら見極めなければなりません。難しければ、成約範囲は受注提供者に任せる方が効率的です
次に、成約まで人の手を介さず、マッチング専科システムで完結させる方法では、最低限の決まり事として、金額を提示しなければ、成約まで完結させることはできません。つまり、オプションなどで金額が変わるものでなく、金額を提示できるものであれば、商品でもサービスでも問題ありません
また、運営者による制約の場合、依頼発注者(購入者)のアフターフォローは、成約したあなたが取り持つ必要がでてくるはずです。(提携先との話し合いによります)。煩わしい部分かもしれませんが、アフターフォローを制すれば、リピーターや口コミにつながるだけでなく、あなたの専門性をさらに高めてくれる大事な業務です。マッチング専科システムのお問い合わせ機能を駆使し、お客様とのコミュニケーションを大切にしてください
まとめ
マッチングの方法には、紹介型と成約型の2つのマッチング方法がある
紹介型は、依頼や請求や問い合わせを獲得する事が目的で、マッチング専科システムを利用すればマッチングまで完結できる
成約型は、契約を締結することを目的とし、成約できればマッチング手数料は高くなる。また、成約型には人の手を介して成約する方法と、マッチング専科システムで成約まで完結させる方法がある
金額を提示できるものであれば、マッチング専科システムにより成約まで完結できる
単価が高い場合や、料金変動オプションが多いもの、お客様がなかなか理解し難いサービスの場合は、システムだけで完結は難しく、あなたが間に入って成約するか、受注提供者に任せる方が成約率は高くなる
全て、システムに働いてもらうことが最大のメリットですが、費用対効果や、向き不向きを加味して、適したマッチング方法を選択してください
課金タイミングを見直し、マッチングビジネスのリスクを回避しよう(課金タイミング)
支払いの仕組み
提供するマッチングサービスの手数料は、マッチング後に支払いしてもらえば完結します。サブスクのような毎月支払いが発生する場合でも、決済代行会社を使えばあなたの手間は増えません。同様に、あなたが提供販売するものであれば、車でも不動産でも情報商材でも保険でも、お客様に直接代金を支払ってもらえばよいだけです
しかし、マッチングする商品やサービスが、他社のものである場合、依頼発注者と受注提供者双方の間で、代金の授受を行わなければなりません。マッチングサービスを提供している以上、運営者が取り持つべき場合が往々にしてあります
このような場合、依頼発注者(購入者)から、受注提供者へ代金を支払ってもらい、依頼発注者や受注提供者から手数料をそれぞれ振り込んでもらうか、あなたが依頼発注者から、商品・サービス代金、手数料を受け取り、マッチング手数料を差し引いて受注提供者へ振り込むか、決めなければなりません。前者の場合、商品・サービス代金に触れなくて済むのに対し、後者の場合は代金を受け取り、差額を入金しなければなりません。このような時に役立つサービスが決済代行サービスです。詳しくは、「決済代行サービス」をご確認ください
支払いのタイミング
マッチング専科システムは、マッチングした時点でシステムにより、課金まで完結できます。しかし、課金のタイミングによって、完結させることができない場合があります。それは、受注提供者による成約後や、サービス提供後に課金が発生するような場合です
紹介型の場合は、マッチングした時点で課金し完了しますが、上記のような成約案件では、マッチングから課金までタイムラグがあります。この場合、料金を課金するタイミングは以下の2つです
- 成約やサービス提供前に料金を先に課金する先払い会計
- 成約やサービス提供後に料金を課金する後払い会計
サービス提供の場合、納得し依頼・購入していることから、依頼発注者は先払いでも支払ってくれるはずですが、「成約」の場合は成約する前に料金を徴収できません。やるべきではありません。取りこぼしを防ぐことはできますが、依頼発注者にとって、リスクが高く依頼や注文を妨げる障壁にしかなりません。もちろん成約に至らなければ、返金しなければなりません。また、商品の受け渡しがある場合、商品の受け渡しと併せて金銭授受されることを双方が望みます。こちらについてはエクスローサービスが必要になる場合が多く、マッチングすべきではありません。「マッチングすべきでないマッチングジャンルとカテゴリー別単価設定」で、詳しく解説していますので、併せてご覧ください
支払いのタイミングとして、サービス提供の場合は一般的に先払い会計。成約の場合は成約後の後払い会計が主流となっています。しかし、後払い会計については2つの懸念点があります
1、成約の事実をもみ消すパターン
マッチングし引き合わせた後、成約をしたにもかかわらず、事実を隠蔽するパターンです。成約したのに受注提供者から成約の報告がなく、手数料が回収できないという時案が発生することも、ごく一部で報告されています
2,料金をを踏み倒すパターン
マッチング手数料のみの場合、マッチングと同時に手数料を支払いしてもらえばよいわけですが、どんな支払いタイミングでも、犯罪と分かってか知らずか、料金を支払わない者が中にはいるものです。これはどのような業界でも起こり得る、代金未払い発生するリスクです。リスクを知らずに後で頭を抱えることがないよう明記しておきます
手数料とは別に、サービス料まで運営者が徴収する場合、さらに事は深刻です。「支払いの仕組み」として、先述しましたが、サービス提供後に料金を徴収するので、料金を踏み倒されるリスクがあるわけです。これは、受注提供者からしても同様の不安があるので、どちらが料金を回収するのか、回収できなかった分はどのように按分するのか、どちらが振込するのか決めておくことをお勧めいたします
とはいえ、このような事案はごくまれに起きるものなので、そこまでシビアに考える必要はありません
注意が必要なのは、悪意はなく支払いを忘れていたという場合です。こちらについても、先に紹介した、決済代行サービスを利用すれば、リスク回避できます
ここまで紹介したような、モラルのない利用者が現れた際は、厳しく撃退する方法がありますので、詳しくは事項の「後払いによる未回収事案」をご覧ください
上手なマッチングマネタイズ法
リスクを全て回避できませんが、効率的なマッチングサイトの運営スタイルは
- マッチングした時点で、システムにより課金まで完結させて終了させること
- マッチングしたあと、あなたが成約をとり依頼発注者から報酬を受け取ること
そしてこれらが機能するシステムで、マッチングビジネスを運営すること
それが全利用者の安心につながります
後払いによる未回収事案!モラルのない企業撃退法(リスク回避)
未回収事案が発生するのはマッチング後の成約や、サービス提供後に課金が発生するマッチングビジネスの場合です
成約後に課金する場合、報酬を受けとるのは後回しです。つまり後払い会計と言い、マッチングしただけでは報酬を受け取ることができない契約です。成約に至ることで報酬を受け取る訳ですが、成約できなければ報酬を得ることはできません
後払い会計のメリットorデメリット
- 報酬単価が高くなる
- 受注提供企業側からすれば、成約に対して費用を支払う成功報酬型なので喜ばれます。サイトオーナーは、マッチングしただけでは報酬を受け取れませんが、報酬単価が高くなるメリットがあります
- 全ての成約を把握できない
- 受注提供者による成約後の課金では、成約の成否はこちらで分からないことが多く、依頼発注者や受注提供者に確認するか、連絡を待つしか術はありません
未回収事案に立ち向かう
マッチングするのはマッチング専科システムで、成約させるのは受注提供者に任せる場合、システム外で行われるお取引交渉は追随できません。運営者は踏み倒されるリスクがあり、受注提供者は二度とマッチング専科システムを利用できなくなり、罪を背負い続けなければならず、デメリットしかなく、本事案の報告も数例です
このような事案が発生しないとは言い切れませんし、全てを防ぐ術がないというのが本音ですが、まず、一貫して行っていただく事は、悪事を働いた企業の掲載は躊躇なく削除することです。そのような企業とやり取りすること自体時間の無駄ですし、適切な企業を紹介するという大切な役目に反します。このような企業は紹介しても、クレームが発生するのが目に見えています。運営者として、「これ以上お客様を紹介しなくてよかった」と喜び安堵いただければと思います
付け加えますと、今回の様にサイト外交渉で成約が完結する場合、サイト内に情報が蓄積されないため、集計できません。別に集計したり入金したり請求したりと、人手間労力が必要になることを申し添えておきます
悪事を見破る方法・悪事を防ぐ仕組み
不適切な企業は排除しなければなりません。ここからは、悪事の見抜き方についてお伝えしておきます。例えば、依頼頂いた方にアンケ―ト調査をして、その後の進み具合を確認することで、成約状況の確認ができます。同時に、利用者の声を聞くという、大切なコミュニケーションにつながります
さらに言うと、成約頂いた際は、サイト運営者であるあなたが、依頼発注者へ礼金を支払うなどのメリットを提示しておけば、モラルが低い企業の悪事は直ぐ暴けます。併せて大々的に注意喚起することで、抑止力になりそこまで心配する必要はありません
マッチングした時点で、システムで課金まで完結させて終了させることが、一番適したマネタイズ法である事に間違いありません。マネタイズの方法はさまざまで、それぞれメリットデメリットがあります。あなたが選んだジャンルが、一番適した方法を選択することがなにより大切ですし、あなたが得意とする方法を、先に選択してジャンル選ぶ事も望ましい方法です
収益シミュレーション/年収シミュレーション
マッチング専科システムを使えば、構成自体はできているので、ビジネスモデルさえ決まっていれば、長く見積もっても1カ月もあれば形はできます。後はコンテンツにかかる時間ですが、1日1記事作成できるのであれば1~2カ月で20記事程度は作成できますので、早ければ2カ月で1サイトできる計算です。半年で3サイトも実行可能な目標です
例えば、あなたは不動産会社とマンションを購入したい人をマッチングするサイトを運営していたとします。検索ユーザーは、数ある不動産会社の中から、3社に絞り込んで内覧希望を申し込みました。1社あたりの成約料が1万円ですと1回の依頼であなたが受け取る報酬は3万円です。仮に月10件の申し込みが入るとあなたの収入は30万です。サイトをさらに1つ増やせば単純に60万円の収入です
代理店を増やしてメガサイトオーナーになる
あなたは地域を限定して、上記不動産マッチングサイトを運営していました。同じサイトを他県に限定して公開できます。手が回らないのであれば、代理店という形で募集をかけるのです。あなたの成功事例があれば、手を挙げてくれる方が、各都道府県に1人いてもおかしくありません。あなたは既にサイトの作り方もマスターしているので、サイト構築のサポートも可能です。1代理店あたりロイヤリティーという形で、毎月数万から数十万課金すれば、あなたの収入は雪だるま式に上がっていきます
あなたのサイトが、月30万売上を作ることができるのであれば、同様のサイトへ支払うロイヤリティーが3万なら安いくらいです。地道に47店舗契約すれば、141万円です。オプションや広告収入を省いても、月200万の収入になるわけです。普通に働いても、なかなか手にすることのできない年収2400万も、マッチングサイトを運営すれば、手が届く可能性を秘めています
アクセス数にもよりますが、長い目で見ればサイト内広告も収益にプラスされますし、アフィリエイト広告やアドセンス広告をするかどうかは別として、そのポテンシャルは秘めていますので、収入はそれ以上見込むことが可能です。マッチングサイトの運営は利益率が高く、雪だるま式に収入を増やしていくことが、イメージできたのではないでしょうか?
高額な初期費用は致命的
マッチング専科システムの場合、初期にサイト構築費用が多少かかるくらいで、ランニングコストはほとんどかかりません。必要なランニングコストといえば、サーバー、ドメイン、維持費用くらいで、月額1000円あれば運営可能です。ただ、オリジナルサイト構築や、他社製品を利用すると、費用は高額になるのでご注意ください。サイトの機能やデザインにこだわれば、軽く数百万円になり、ランニングコストも上限がありません
年間数百、数千というウェブサイトが、閉鎖されていると言われています。その理由は利益が出ないからにほかありません。ビジネスを軌道に乗せるまでには時間がかかります。サイト公開当初は収入を見込めず、経費だけが出てゆきます。初期費用に数百万使えば返済に苦しみますし、ランニングコストが毎月5万以上かかるようなシステムは避けるべきです。最低でも半年間無収入で運営できる余力がなければ、準備が整うまで先延ばししてください。間違っても借金を抱えてまで初めてはいけません。心に余裕がないときは判断を見誤るものです
借金を背負わずにやる方法として助成金を利用することも可能です
初めは、初期費用やランニングコストはできる限り抑えて、その分コンテンツ作成に、費用や時間を費やして欲しいと考えています。基本的に、コンテンツで集客することを目的にしているので、広告費は限定的で構わないという考え方です。簡単にスタートさせて、修正と反響を繰り返しながら、利用者の声を少しずつ取り入れてゆけばそれで十分です。サイトが活性化するまではこだわりはとっておきましょう

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会社情報
代表:小山誉実
サイト名:マッチングサイトの構築・運営なら「SITEMILLIONAIRE」
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概要:マッチングサイト制作・販売・サポート及び
マッチングサイト売買プラットフォーム提供